お知らせ

ポレポレだよりーわたしのつぶやきー

今年の夏が暑かったからか11月お終わりというのに暖かいですね 

36年前に住んでいたNYの11月はとても寒い時期なんですが、暖かくなる日が数日あります。そんな日を「インディアンサマー」と呼んでいました。日本で言ったら「小春日和」でしょうか。 

最近の日本は11月と言っても寒いといった感じはないので この時期に「小春日和」という言葉を使うことが少なくなってきましたね

季節の変わり目が少しづつ変化しているのは大丈夫でしょうか・・・

 ♥私のつぶやき

今月はNYの行事(ハロウィン、クリスマス)についてです日本では何年か前からか“ハロウィン”もクリスマスのように季節のイベントとして定着してきてるようですね。私はNYに行くまでハロウィンが何だか知りませんでした。それに私がNYに行ったのは12月23日でしたのでNYでハロウィンを体験したのはその1年後だったのです。

子どもたちが仮装して「Trick or Treat」と言って「お菓子をくれないといたずらするぞ!」と言って各家を回ってお菓子をもらいます。でも キリスト教の人たちしかこのお祭りはしないんですよ。 だから キリスト教の人たちは玄関のドアの前にジャコランタン(ハロウィンのカボチャ)を置いてお菓子を用意して待っています。

それは楽しそうでした。

でも 子どもだけでは歩けない法律(12歳*これは州によって違うかもしれません まで子どもは1人にしてはいけないのです)があるので親が一緒でしたね。

ハロウィンがキリスト教のイベントですから他の宗教の方たちはしていませんでした。

ちなみにハロウィンの起源はキリスト教でもなく古代ケルト民族の行事でした。古代ケルトでは11月1日が新年とされ大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻って来ると言われていました。 日本のお盆のようですね。

そのうちキリスト教圏に広がっていったようです。

そして、クリスマスは言わずもがなこの行事はキリスト教の行事です。

この時期のNYは夕方4時くらいにはもう暗くなってきて キリスト教の方たちの家も庭もイルミネーションが飾ってありとってもきれいでした。

教会の前には馬小屋で生まれたキリストの様子が再現されていたりと(私はキリスト教の事はほとんど知らないのでうまく説明できませんが)雪が降り続くクリスマスのころはとても神聖でかつ華やかだったように覚えています。

この光景は日本では味わえない独特の雰囲気でしたね。 とても素敵でした。

でも 前に書きましたが、私がNYに行って最初のお友だちはユダヤ人(Jewishジュ-イッシュ)だったので 全くクリスマスをしません。もちろんクリスマスツリーも飾らないのです! 

びっくりですよね。さすがに私が生まれた頃の日本でも12月24日25日はクリスマスツリーを飾りクリスマスを祝ったものです。意味も分からずに^^;

だから 宗教が違う全くクリスマスをしない人たちがいるアメリカには驚きと日本人は何でも取り入れるんだなとという不思議な気持ちになったのを覚えています。

ちなみに 私の友人のジェシカはクリスマスはしませんがユダヤのクリスマスのような行事「ハヌカ」のお祝いをします。

詳しく知らないので簡単に書きますが、ハヌカの時期(12月ではあります)に9本のろうそくを立てる燭台を使います。

そして初日に2本ろうそくの火をつけ後は毎日1本づつ点火していきます。

ユダヤの子どもたちはろうそくの火をつける度に1つプレゼントをもらうんです。最初の日は2本ろうそくに火をつけるのであと7本ですから8日間子どもたちはプレゼントをもらうと言っていました。何だかちょっとお得だなと思いました(笑)そんな行事を知って驚きとワクワクした気持ちになりました。

海外に住んでいる時、こうやって宗教の行事をハッキリとさせながら同じ国に住んでいる色んな人種の人たちがいることを肌で感じました。

そしてあなたの宗教は何ですか?とNYとLondonでは度々聞かれました。

一応 Buddhist(仏教)と答えましたが、私たち日本人の宗教はいったい何だろうと、とても考えました。

恥ずかしながらその頃の私(20代後半から30代前半)は今のように宗教の事を考えたりしていませんでした。

日本という国を考えたのは日本を離れ海外に住んだからだと思います。

日本の良い所と問題点、異国の地に住んでいる多くの人種の人たちの事、歴史、生き方、世界、地球・・色んな事を感じたことがそれから先の私に少なからず影響していったのは間違いありません。

今回も長くなりました。

読んでくださってありがとうございます。

書き手・・松本 千里